【A-PEN68開発の記録】第5話
- R.Nakanishi

- 12 分前
- 読了時間: 4分
~A-PEN65・バスフィールドでの検証~

2024年の9月頃から、A-PEN65のテストを始めました。この段階ではまだチヌではなく、主にバスでテストしていたんです。
当時はまだ自分の中でチヌトップへの確信もなく、「釣れるかもしれないけど、どうなんやろう…?」という感じ。しっくりきていなかった時期でした。
A-PEN65では、ようやくワンノックサウンドを入れ込むことができました。細めのボディながらも、しっかりした音が出せて、飛距離もある程度確保できている。
「このサイズでここまで出せるなら上出来やな」と感じていました。
そして2024年の10月初旬。
今振り返っても、とても印象に残っているテスト釣行があります。それが、津波ルアーズの元木さんとご一緒した淀川での釣行です。

淀川の上流までジョンボートで登っていって、釣りながら下ってくるという、ほんまに楽しい釣りをさせてもらう機会がありました。
この時に持っていったのが、まさにA-PEN65の“ワンノックサウンドを入れたばかり”のプロトタイプ。完成したばかりの試作品を引っさげて、元木さんのボートに乗せていただいたんです。
このとき持っていったのは、
・ワンノック無しモデル
・ワンノックありモデル
・さらに音のトーン違いを数種類
各モデルで5.9~6.7gのウエイト違いを数パターン。

正直なところ、その時点では 「どんな釣果が出るか」「何が起きるか」 というのは、僕自身まったく予想していませんでした。
元木さんからお誘いをいただいて、 「一日、状況を見ながらやってみよう」 という本当に軽い気持ちでフィールドに立っていた、 というのが正直なところです。
釣り方としては、流れの中をトップで探りながら少しずつ下っていくスタイル。
朝のうちは フォースミックスやザックロールヤジロベエをはじめとした羽モノ系、 少し大きめのトップウォータープラグも交えながら、 まずは状況を探るところからスタートしました。
水の雰囲気、流れ、魚の反応。 「今日は何が効くんやろうな」 そんなことを考えながら 特に一つのルアーに絞り込むこともなく投げていました。
そんな中 朝の早い段階で、A-PEN65にバイトが出たんです。
その一発が、すべてのきっかけでした。

「ひょっとしたら、今日はこれでいけるんちゃうか?」
そんな感覚が頭をよぎって、 そこからA-PEN65を中心に組み立て直してみると見事にハマり始めました。
ただ、ここで正直に言っておきたいのは、 この時点でも僕は、A-PEN65(現在のA-PEN68)のワンノックサウンドが、バスに対してここまで有効だとは まったく理解できていなかったということです。
「この時間帯の条件が合ってるだけかもしれへん」「たまたまやろう」
そんなふうに思っていました。
でも一日を通して A-PEN65のプロトタイプを投げ続けた結果、 ようやく気づかされたんです。
「あ、これ、明らかに効いてるな」と。
特に小さめのボディサイズに対して、はっきりと主張するワンノックサウンド。この組み合わせが、 その日の淀川のコンディション~笹濁り~の中で 確実にバスのスイッチを入れていた。
それを 結果として見せてくれた一日でした。僕の最大は48cm、2kgクラスのぶりっぶり川バスを筆頭に、その日だけで15匹以上。

最初はちゃんと数を数えていたんですけど、あまりにも出すぎて途中で数えるのをやめました(笑)。
元木さんも「淀川でトップでこんなに出す人見たの初めてや」と驚かれるほどで、もうとにかく反応がすごかった。
ちなみに、その日の最大魚は元木さんが釣られた50アップ。
元木さんの津波ルアーズのプロトルアーでも50クラスが出て、お互いに最高の釣りになりました。

このときに、僕の中で確信したんです。
「やっぱりA-PENには、ワンノックサウンドが必要だ」と。
この時に改めて強く感じたのが、**「小さいのに強い音」**の効き方です。
A-PEN65はコンパクトながら、内部にワンノックサウンドを組み込むことで、サイズ感に似合わない存在感を生み出していました。
このギャップ――“小さいけど強い”という感覚――が、すごく効くんやなと。
“小さいけれどしっかり魚を引き寄せるルアー”という方向性が裏付けられた気がしました。







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