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ザックロールYAJIROBEE開発秘話~episode3~

ADUSTAのルアーデザイナー中西です。

このブログではザックロール YAJIROBEE の開発ストーリーやコンセプト・チューニングなど、今まであまり明かしていない部分をお伝えできればと思います。

エピソード3となる今回はザックロール YAJIROBEEを構成している各金属パーツのコンセプトについて書きたいと思います。


ウイング形状・素材

設計コンセプト段階でデッドスローからのアクションを重視していたこともあり、大きめのウイング形状を数多く試作。大きさのわりに重量を抑えることができる高強度アルミを採用。各所に凹凸形状を備えることで可能な限り変形や曲がりに対する強度を確保しています。


左右へ長く伸びたウイングはデッドスローからでも確実に水をつかみやすく、取り付け位置をボディの真ん中あたりとすることで、後部重心と相まってボディの左右への揺れを最大限に活用できるバランスとしています。ウイング先端の曲げ加工はキャスト時に閉じたウイングを開きやすくすると同時に強度保持の効果も担っています。


ウイング受けリグ

アマゾン釣行で良型のタライロンに破壊されたウイング受けリグですが、その教訓から改良を繰り返し、強度を確保しつつ可能な限り簡易化した独自のウイング受けリグを作り出しました。ウイングが変形したり別売のチューニングウイングへ交換する際にヒートン一つで脱着が可能な構造としています。


高強度独自形状のリグ

ラインアイやフックアイは独自形状のレーザーカットリグを採用。板材から切り出されたアイは引張強度45kgを確保し怪魚とのファイトをサポートしています。


最終プロト

●サウンドとアクションレスポンス・飛距離のバランス

ウエイトバランス・各パーツとの組み合わせをかなりの数を試作し、できるだけ扱いやすいようにという思いを基に組み上げたYAJIROBEE。弾道が安定しないと思われがちな羽根物ルアーでは数少ないキャスタビリティにも優れた設定で、ピンスポットに狙い撃ちができ、デッドスローから揺れるアクションを出し短距離で誘いをかけられるように最終製品版へと進化していきました。


テスターからの意見

●飛距離と使いやすさ

ザックロール YAJIROBEE は既存の羽ものでは少ない後部重心設定のため、キャスタビリティに優れ、またノイジー系プラグ特有の弾くようなバイトも軽減、バイトが深くフッキング率が高いというレポートがテスター人からも多数寄せられました。設計段階で盛り込んだコンセプトが多くのフィールドの実戦で検証されています。


意外なところからの評価

●世界各国テスターからの好釣報告

オーストラリアからはマーレーコッドやオーストラリアンバス、ヨーロッパからはパイクとそもそも羽根物では狙いづらいと言われる魚種からの好釣を頂ける結果となっています。

もちろん日本国内ではバス。僕のAMAZON釣行ではタライロンと、ありがたいことに様々な魚種で釣果を伸ばしています。


さて今までザックロールYAJIROBEEの開発・設計的な部分からの切り口でご紹介してきました。 次回~episode 4~では、基本的なアクション・お勧めタックル・そして様々な可能性を秘めたチューニングについてご紹介できればと考えています。

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